おせちはなぜ重箱なの?

 

おせちはとにかく縁起を担ぐために作られています。

 

味より、見た目より、縁起が大事なのです。

 

重箱にも意味があります。

 

「めでたいことを重ねる」

という意味で、重箱なんだそうです。

 

だから基本は、四段重やご段重なんだそうです、。

 

今は、一段重のおせちもありますが、段数が多いほうが、縁起的には良いそうです。

また、たくさんの料理を用意するので、虫よけや場所を取らないという意味でも、重箱が重宝されたそうです。

 

また、三段重や五段重もありますが、四段重というのが正式な段数になります。

 

おせち料理を詰める重箱には、一の重、二の重、三の重、与の重があります。
「与」は本来「四」なのですが、昔から言われるように「四」は「死」を連想させて縁起が良くないとされることから「与」という字が使われています。

 

一の重には「祝い肴」を入れます。
入れる料理は、田作りや黒豆、数の子、きんぴらごぼうなどお酒のおつまみになるような料理が詰められています。

二の重は「口取り」と言うもので、かまぼこ、栗きんとん、だて巻き、昆布巻きなどで、大人から子供まで食べられるように甘いものが中心となっています。

三の重は「焼き物」で、焼き魚やエビなど海の幸が入っています。

与の重は、「煮物」でその名のとおり山の幸を使った煮物、野菜の煮しめや筑前煮などが入ります。

 

誰が考えたのか知りませんが、

几帳面な方が考えたんでしょうね。

 

重箱にこんな意味があるなんて、おせちを食べるときは、味だけじゃなく、歴史も考えて食べるようにしましょう。